Mini Review:TV:S1#04(004)=DVD:S1#06「奇跡の涙 / The Miracle Job」
『レバレッジ〜詐欺師たちの流儀 / Leverage』
*Mini Review (感想・批評)
TV:S1#04(004)=DVD:S1#06「奇跡の涙 / The Miracle Job」
[初回放送]
US(TNT):2008年12月23日
日本(FOX:字幕版):2010年4月20日
日本(FOX:吹替版):2010年9月5日
日本(DVD:リリース&レンタル):2010年11月12日
【シーズン1のエピソードの順番に関して】
TV(FOX JAPAN及び、オリジナル局のTNT)で放送された順番と、DVDに収録されている順番が、少々異なっています。
本来の順番(脚本家たちが本来考えていた順番)は、DVDに収録されている順番とのことです。
*当サイトでは、FOX JAPANチャンネルの放送に準拠していますので、基本的にTVでの放送順で書いています。
(※DVDの収録順は、TVの放送順と合わせて表記してあります)
シーズン1エピソード04(004)=DVD:S1#06「奇跡の涙 / The Miracle Job」のMini Reviewです。
今回も懲りずにアップが遅くなってしまいました。
しかも今回はアップが夜になってしまってすみませんです。
楽しみにして下さっている方がいらっしゃいましたら、毎度毎度で申し訳ないです(-_-;)
ネイサンの旧友ポール神父が何者かに襲われる。彼は教会の売却と取り壊しに抵抗しているため、ネイサンはその件がからんでいるとにらむ。突き止めた犯人はグラントというビジネスマンで、教会跡にモールを建てようとしていた。何とか教会を守りたいネイサンだったが、売渡し期限が数日後に迫っており、いつものように作戦に時間をかけられない。そこで、ある秘策に打って出るが、思わぬ混乱を引き起こしてしまう。
(from FOX JAPAN)
ネイトの昔の大親友でありダウンタウンで聖職している司祭の教会が、金儲けの不動産開発業者に教会を取り壊されそうになる。ネイトにとって、その教会は息子が洗礼を受けた思い出の場所であった。レバレッジチームは教会存続のために、一役買うが、事態は思わぬ方向へ展開をみせる。
(from 角川映画)
ネイサンの旧友のポール神父が何者かに襲われる。教会の売却と取り壊しに抵抗している彼を黙らせるためだと考えたネイサンは、犯人探しと教会の救済作戦を開始。突き止めた犯人はグラントというビジネスマンで、教会跡にモールを建てようとしていた。教会の売渡し期限は数日後。そこでネイサンはある秘策に打って出るが、思わぬ混乱を招いてしまう。
(from Leverage The 1st Season DVD Vol.3)
ここからはドラマショットを交えながら進めていきましょう。
TV:S1#04=DVD:S1#06の『※ネタバレあり』です。
*”ドラマショット”を自分で好きなように抜き出せるようになったので、今回のMini Reviewからドラマショットが多めになっています。
*画像はそれぞれクリックすると、拡大表示されます。
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このエピソードは、「伏線の貼り方と回収」が秀逸なエピソードのひとつだと思います。
なぜなら、冒頭。
画像が暗めでわかりにくいかと思いますが(汗)、「聖ニコラス像」です。
この「聖ニコラス像」を中心に話が進行していくからです。
さりげなく、でも意味ありげにアップによっていくショットにまず感心。
今回ネイト達が救おうとするのは、ネイトの神学校時代からの親友ポール神父。
彼の教会が、金儲けの不動産開発業者によって、取り壊され売却されそうになっているのです。
ポール神父はなんとかして教会の売却と取り壊しを防げないかと、ささやかながら抵抗運動をしていたのですが、ある日何者かに襲われて大ケガをしてしまいます。
と、ここで場面が変わって、レバレッジ本部。
エリオットとハーディソンが困った様子でいると、満面笑顔でソフィーがやって来て、
ソフィー「昨夜は私の舞台を観に来てくれてありがとう♪」
え?舞台!?あ、そういうことね。嫌な予感が充満(笑)。
案の定、エリオットとハーディソンが困っいると、救いの手が・・・
パーカー「本当にすばらしかったわ!」
ソフィー「ありがとう、パーカー♪」
パーカー「ホラー映画かと思ったわ。」
・・・。
あーあ、言っちゃった(苦笑)。
とりあえず、エリオットハーディソンがその場を取り繕って、ふう〜。
でも、エリオットが、「昨夜の舞台が一生で一番最悪だった」ってさ、おい!どんだけヒドい演技だったんだよ、ソフィー。
ネイトは慣れたもので(笑)、さりげなく感想を述べるものの、
ネイト「いや〜、素晴らしい”セールスレディ”だったよ!」
ソフィー「え〜と、ネイト。私、”男役”だったんだけど・・・。」
ネイト「ああ、そうだったよな!本当によかったよ!」←全く心がこもっていない・笑。
一同揃ったところで・・・、ネイトに元妻のマギーから電話が。
ここでポール神父の件に話が繋がります。
売却予定の教会で、チームを集めて軽くプランを練った後、ふと、ある光景がネイトの頭に浮かび・・・。
亡くなった息子サムの洗礼の儀式。
友人のポール神父に洗礼の儀式をしてもらったんですね・・・。
こういう風に、さりげなくネイトのつらい過去がエピソードに織り込まれて行くのも、実に巧みな脚本だなあと思います。
さて、神父を襲った犯人は「肩」を脱臼している、ということで、エリオットと、いつもはもっぱらPC専門のハーディソンが街を偵察していると、後ろから怪しいヤツらが。ちょい悪ギャング風なヤツらですが、「神父は襲ってないし、襲おうとも思わない。」と。
その中のひとりの様子がおかしいことに気付いたハーディソンが、試しにボコってみると、肩をケガしている!
ギャングのボスがコレには怒り、「お前、神父を襲ったのか?正直に言え!」と問いつめます。この街のギャングは、意外と信心深いんですね。神父の信望が厚いのかしら。
携帯に依頼が来て、相手の番号(7ケタ)しかわからないと言われるものの、「7ケタなら、楽勝だゼ!」と自信たっぷりなハーディソン。
自分が犯人をやっつけたことにウキウキして、ピョンピョンしてるハーディソン、かわいかったな〜(^_^;)
いよいよ具体的にミッションのプランを練り始める5人。
まず、教会を売却しようとしている悪徳業者のボスが、”アンディ・グラント”なる人物だと判明。
ざっと過去を洗ったところ、去年ヘリの事故に遭い、抗不安剤をキャンディー並みに常用していて、広報担当者を9回も変えている、とか。
これらを利用して、いよいよミッション開始!
建設中の工事現場にて。
左が問題のグラントで、右がその部下のトマス君。
まずソフィーが、某新聞社の記者を名乗ってグラントに接触。
グラントは、「あとでまとめて記者に説明するから」と取り合ってくれない。
これは想定内。
ソフィー「そっちに向かったわ!」
その現場で、パーカーとエリオットがグラントにわざとぶつかって、軽い嫌がらせ。
ここでパーカーが何かを「入れ替えた」のを、ご覧になっていた皆さんは気付いてますよね?
グラントとソフィーがエレベーターに乗ると、エレベーターがトラブって動かなくなったり、グラグラしたり。
もちろん、事故ではなく、ハーディソンが仕掛けたモノで、携帯も繋がらないようにしてあります。ヘリの事故以来、「高所・閉所恐怖症」になったグラントを追いつめるためで、筋書きの通りに事は運んでいきます。
落ち着かずイライラし始め、自分を落ち着かせようと薬を飲むものの・・・
中身が、「抗不安薬」から「カフェインに覚せい剤を少々入れたモノ」(パーカー作成)に変わっているため、グラントの具合は悪くなっていく一方で、仕舞いには、何やらわけのわからんことを叫び出す始末。
エリオット「”スピード”も混ぜたのか?」・苦笑。
ここで、ソフィーが「記者達が階下にスタンバっているから落ち着いて」とグラントに言うと、グラントが、また違う意味で混乱。
今の自分の取り乱した姿を見られたらマズい!
ここでソフィーが助け舟。
ソフィーが具合が悪くなったふりをして、自分(グラント)はそれを助けたということにして、記者達の待つ階下に。
すっかりソフィーを信用したグラントは、ソフィーの取材だけ受けると言い、別室へ。
そこでソフィーにウチの会社の「広報担当」になってくれと懇願。
全て筋書き通り。
本部にて再びミッションを練る5人。
ソフィーがグラントから聞き出した話によると、教会を取り壊した跡地には、「ショッピング・モール(ライフスタイル・センター)」ができる、とのこと。
教会の売却までに残された時間はたった3日間。
ネイト「奇跡を起こそう。」
『奇跡のでっち上げ』計画に一同唖然。
ハーディソン「(死んだ)ばーちゃんに怒られる。地獄行きだ・・・。」
翌日。
グラントの教会の跡地利用計画がマスコミに漏れ、慌てるグラントに、
ソフィー「マスコミの前で堂々と『ライフスタイル・センター』について発表できるチャンスよ!」
その頃、レバレッジ本部では・・・
ハーディソンお手製の「聖ニコラス像」がずらっと勢揃い。って見えたけど、実際は2体でしたね(^_^;)
「いや〜、よくできてるじゃないか!」と、感心しながらネイトが像に手を触れると、グラングランに揺れる、発砲スチロール製の聖ニコラス像(苦笑)。
とりあえず、『奇跡』の実験。
ネイト「え〜っとハーディソン、涙を流すように指示はしたが、耳から血を流せとは言ってないぞ。」
時間がないんだから仕方ないと説明しつつ、調子に乗ったハーディソンがボーガンを聖ニコラス像に向けて撃つと見事に外れ、ガラスにベシャッ!と血のりが。そこをたまたま通りかかったパーカーと、それを見て呆れ気味になるネイト。
ネイト「ハーディソン、新しい像を作ってくれ。」
パーカー「サンタ(聖ニコラスのことを言っている)を壊さないでよ!」
ハーディソン&エリオット「サンタじゃないってば!」
夜のレバレッジ本部。
ネイトに、マギーと電話で話してどうだったか?と尋ねるソフィー。
意味深というかワケありというか、3人(ネイト、マギー、ソフィー)の関係が気になるシーンでしたね。
ま、ここではあまり触れずに・・・。
翌日、教会の前で、大勢のマスコミに囲まれてグラントが記者会見を開いていると、
教会から突然女性が飛び出して来て、「奇跡よ!」
それを聞いて、その場にいた全員が教会に入ってみると、なんと聖ニコラス像が涙を流している!
ハーディソン、イイ仕事するね〜!君の「聖ニコラス像が涙を流す仕掛け」の説明は、(あたいには)ちんぷんかんぷんだったけど(^_^;)
全て筋書き通り、と思えたこの計画。が!思わぬ波紋を広げることに・・・。
予想を遥かに超える程、大勢の人々が教会に詰めかける大騒動に発展してしまうんですね。
そして、やっと退院できたポール神父に、
『偽りの奇跡』がバレたー!
ポール神父をなんとかかわすも、事はもっと深刻な事態に発展していくことに・・・。
ソフィーが「『奇跡』が起きるなんて、計画はなしになるわね〜。」と言いながら、グラントのオフィスに入っていくと、自信たっぷりなグラント。
じゃーん!
グラント「バイブルトピアだ!」
“首振り聖ニコラス”まで作っちゃったよ。
要はこの人、なんでも「お金」になることにしか考えない(考えられない)人なんですね。
結局このままでは、グラントの計画が変わっただけで、教会を救うことはできない。
困ったネイト達の前に、更に想定外の事が起こります。
なんと、”バチカン”から、ネイト曰く”バチカン:CSI”が教会にやって来ます。彼らは、『奇跡』が真実か偽りかを捜査するために派遣されてきたのです。
もし彼らに『奇跡』が『偽り』だとバレたら、この教会を救えないどころか、ポールが神父剥奪になってしまう上、カトリック教会から追放されることになってしまう!
バチカンの使者とポールが話をする前に、ポールを連れ出すネイト。
そして・・・、
ネイト「この中(懺悔室)で話しを!」
ポール神父「おい!そっちは私が入る方だぞ!」
コレ、ネイトは”わざと”「神父」が入る方(左側)に入ったんですかね?それとも、”たまたま”?
というのは、コレ、「伏線」になってるんですよね。
さて、『奇跡』が偽りでも真実でも関係ないグラント。
・偽り→神父を簡単に追い出せる。
・真実→バチカンからお墨付きが出れば、”バイブルトピア”に注目が集まる。
そんなグラントに呆れるソフィーと部下のトマス君。
呆れ気味だったのが、深刻な顔つきになったトマス君。
トマス「懺悔をしてきます。」
ハーディソン「それがいい。」
翌日。
この教会で行われる最後のミサ。
大勢の信者が集る中にネイトとソフィーもいます。
そして、人々が祈りのために目を閉じた時、その背後で、ある”ミッション”が行われます。
綱を付けたパーカーがスーッっと降りて来て、ニセモノの「聖ニコラス像」をが抱いて、またスーッと上がって行くのです。
この場面で「キー」を握っている子がいます。
この子だけがふと後ろを見て、パーカーに気付くのです。
それに気付いたパーカーが、「シーッ!」。
まず、このパーカーがとってもキュートなのですが、神父と人々が聖ニコラス像が消えていることに気付いた後の、女の子のセリフがイイのです!
「”天使”が運んで行ったの。」
このシーン、上手いなーとひたすら感服。
ホント上手いですよ。
よくこの女の子のシーンと、「天使」と言うセリフを入れたなあと思います。
女の子が「天使」と言うから、何も知らない信者達に「真実味」が伝わるんですよね。
本物はどこに消えたかと言うと、前日に運び出し、ある人物のトランクに入れてありました。

↑男3人で抱えないとならない程、聖ニコラス像は重いんですね。
聖ニコラス像が入っていたのはグラントのトランク。
もちろんグラントは否定するものの、腹心の部下だったはずのトマス君が、グラントの計画の全て、グラントがどれだけ卑劣なことをしているかを、集った信者の前で、この街の人々の前で話してしまうのです。
ワーワー騒ぎ出す人々の中でニヤッとしている人物がひとり。
どういうこと?
実は・・・
トマス君がハーディソンに「懺悔してくる。」と言って、懺悔室に入った時、まだネイトが神父側に座っていたんですね。
自分はどうしたらいいのか問うトマス君にネイトが言ったのは、
「正しいことを。」
ネイトが神父側にいたのは”わざと”だったのか、”たまたま”だったのか?
この部分がちょっと「ご都合主義」かなあと思うのですが、最後のネイトとポール神父の会話、それとソフィーのセリフを聞いた時、どちらでもアリかなと思いました。
ポール神父「5人の詐欺師たち(thieves)が救ってくれたんだよ。」
ソフィー「聖ニコラスは、詐欺師たち(thieves)を守る守護聖人よ。」
ところで、パーカーが聖ニコラスのことを「サンタ」と連呼してましたが、それには理由があります。
「サンタクロースの起源としての説」
ニコラオス伝には、教区の貧しい娘にひそかに持参金をめぐんだという伝承があることから、サンタクロースはこの伝承から発展したとする説がある。子供を誘拐し商品にする肉屋に赴き7年塩漬けにされた7人の子供を復活させ助けたという別の伝承から子供の守護聖人ともされている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/聖ニコラス
もっと詳しく知りたい方は同じくWikipedia日本版のコチラをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/サンタクロース
こうやって文章に起こしてみると、このエピソード・・・batcatの大好きなエピソードになる予感。
ところで、ポール神父役の俳優さん。
“D.B. Sweeney”さん。けっこうイケ面。
[NEXT EP]
TV:S1#05(005)=DVD:S1#08「悲しき銀行強盗 / The Bank Shot Job」
・Episode Guide
・FOX JAPAN
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951
・角川映画
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/leverage/index.shtml
・角川海外TVシリーズ
http://kadokawa-d.jp/lineup/leverage/index.html
・TNT
http://www.tnt.tv/series/leverage/
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