Mini Review:TV:S1#09(009)=DVD:S1#04「マイ・スイートホーム / The Snow Job」
『レバレッジ〜詐欺師たちの流儀 / Leverage』
*Mini Review (感想・批評)
TV:S1#09(009)=DVD:S1#04「マイ・スイートホーム / The Snow Job」
[初回放送]
US(TNT):2009年1月27日
日本(FOX:字幕版):2010年5月25日
日本(FOX:吹替版):2010年10月10日
日本(DVD:リリース&レンタル):2010年11月12日
【シーズン1のエピソードの順番に関して】
TV(FOX JAPAN及び、オリジナル局のTNT)で放送された順番と、DVDに収録されている順番が、少々異なっています。
本来の順番(脚本家たちが本来考えていた順番)は、DVDに収録されている順番とのことです。
*当サイトでは、FOX JAPANチャンネルの放送に準拠していますので、基本的にTVでの放送順で書いています。
(※DVDの収録順は、TVの放送順と合わせて表記してあります)
シーズン1エピソード09(009)=DVD:S1#04「マイ・スイートホーム / The Snow Job」のMini Reviewです。
TV:S1#08=DVD:S1#05「5000キロの彼方 / The Mile High Job」のレビューにも書きましたが、1週間程寝込んでいた影響でレビューがスローペースになっています 。
ネイサンは、悪徳業者に奪われた自宅を取り戻してほしいという依頼を受ける。しかし亡くなった息子を連想させる話を聞いて精神的に弱り、酒浸りに。それでも業者から大金をせしめることに成功するが、なぜかそれを放棄するよう指示。
しかも、お金を奪える見込みのない相手に接触を開始し、メンバーは不満を爆発させる。そんなことは意に介さず、1人自信たっぷりのネイサンは、ターゲットとニセの取引を進めていく。
(from FOX JAPAN)
悪徳業者に奪われた家を取り戻してほしいという依頼を受けたネイサン。しかし亡くなった息子を連想させる話を聞いて精神的に弱り、酒浸りに。それでも業者から大金をせしめることに成功するが、ネイサンはなぜかそれを放棄するように指示。しかも、お金を奪える見込みのない相手にニセの取引を持ちかけ、メンバーは不満を爆発させる。
(from Leverage The 1st Season DVD Vol.2)
ここからはドラマショットを交えながら進めていきましょう。
TV:S1#09=DVD:S1#04の『※ネタバレあり』です。
*画像はそれぞれクリックすると、拡大表示されます。
*別ウィンドウorタブでは開かないので、画像を表示した後はブラウザの「戻る」ボタンで戻って下さい。間違えてウィンドウを消さないで下さいね。
今回は、依頼者の話から、自分の辛い過去を重ね合わせてしまったネイトの「アルコール依存症」の件が浮き彫りになり、チームに亀裂が走るという、観ていてかなりハラハラするエピソードです。
冒頭。
場所はミシシッピ州ホルガン郡。
パトカーが止まっている家の手前に、”Foreclosure Sale”と書いてある看板が。
“Foreclosure”は、日本語にすると”抵当物受け戻し権喪失手続・抵当流れ”。
意味は下記の通りです。
抵当債務の弁済期(返済期)前の特約により、債務者(借主)の債務不履行の場合に、抵当に入れた物件を抵当権者(債権者)が取得し又はこれを第三者に売却して、自己の債務に優先的に充てることです 暴利行為にならない限り有効とされています。
要するに、借り主がローン等を支払えない場合、借りる際に借り主が抵当物として差し出した物は貸した方の物になり、その抵当物は借り主の同意無しで貸した方は第三者に売ってもいいよ、ってことです。
その家から、警官とその家の主人(ウェイン・スコット / Wayne Scott)が何やらもめながら出て来る。話を聞いていると、”ローンの支払い”が滞っている件でもめているらしい。
スコットは「支払いをしたのに、業者がきちんと修理をしてくれないのだ」と警官に詰め寄るのだが…、
家は、貸し主だった銀行が既に第三者に売却したため、出て行ってくれと言われてしまう。
滞っていると言われているローンは、ハリケーン(カトリーナ / Katrina・2005年8月)で壊れた自宅を修理業者に直してもらうために、その業者への返済にあてていたもの。
で、その家は誰に売却されたかというと・・・、
なんと、家の修理を頼んでいた修理業者!
「はあ!?」って思いますよね?
スコットも警官に「おかしい」と抗議するのですが、前述した通り、この家は”抵当物受け戻し権喪失手続・抵当流れ”に相当するので、法律上は修理業者が買い取ったとしても『合法』になってしまうんですね。
頭に来たスコットは・・・
業者のボスをぶん殴ってしまい、留置所に入れられてしまいます。
留置所のシーン。
ネイトがスコットから、「業者に家を盗まれたので、その家を取り戻して欲しい」という依頼を聴いています。
(似たカットですが、2枚掲載しておきます。)
スコットによると、修理業者が勧めるままに”不動産担保ローン”を組んでしまったのだという。
スコット「初めての家だったんです。ヤツは息子の家を奪ったんです。」
「フォードさん、お子さんはいますか? / Do you have any kids?」
ネイト「いました。 / I did.」
↑”過去形”になっている点に注目。
スコット「助けが必要な時には見捨てられてしまって、犠牲になるのは子供だ。」
話を聴いている間に、ネイトは自分の辛い過去 –
“息子を亡くした時に何もできなかったこと&会社に見捨てられたこと”
を、フラッシュバックしてしまいます。
このフラッシュバックは、何度観ても本当に辛いですね…。
場面が変わって”レバレッジ本部”。
珍しくネイトが遅刻。
エリオット「ネイトはまだか?」
ハーディソン「たぶん寝坊じゃねえか?」
エリオット「いいや。アラームをセットするためのアラームをセットする男だぜ?」
と、ここでネイトが現れるが、いつもとどうも様子がおかしい。
ネイト「無駄話はいいから、早く始めてくれ。」
ハーディソンがターゲットの”ヘンリー・レッツィング / Henry Retzing”について説明開始。
レッツィングは、大金持ちの建築請け負い業者。フロリダ中の建物いろいろ手がけていて、商業施設まで手がけている。
・・・が、問題は、「タチが悪い」こと。
ネイトの様子がいつもと違うことをすぐに察知したソフィーがネイトに尋ねる。
ソフィー「大丈夫?」
ネイト「ああ。」
と答えるものの、薬を飲んだりしているネイト。
この2人のやり取りの間に、ハーディソンのレッツィングに関する説明は続いています。
レッツイングには息子が2人いて、出来の悪い放蕩息子の兄”ランディ / Randy”と、実質上会社を取り仕切っている”働きバチの弟”デニス / Dennis”。
ここでレッツイングの手法をまとめると…、
1.まず契約を取り付ける。
2.まじめに作業しないで工期を引き延ばす。
3.その期間が1年以上にもなれば、法に従順な依頼主は支払いを拒む。
4.支払いが滞ったところで、弁済*1を受ける権利を行使する。
5.お金が尽きたところで、”抵当流れ”で家は競売に出される。
6.競売でレッツイングが競り落として自分のものにする。
*1債務者または第三者が、債務の内容である給付を実現して債権を消滅させること。
“Foreclosure=抵当物受け戻し権喪失手続・抵当流れ”について前述した通り、これは法律上は『違法』にはならず、『合法』であるため、被害者は泣き寝入りするしかない。
ソフィー「酔ってるの?」
ネイト「それは数時間前のことだ。今は余韻に浸っているところだ。」*2
ソフィー「約束したはずでしょ?お酒には頼らないって!」
ネイト「約束した覚えはない。」
*2この部分、英語だと↓こう言ってるんですよ。
“Technically, no. I was drunk a couple of hours ago. Now, I’m just hung over.”
“hung over”は「二日酔い」のことなので、ハッキリと「二日酔い」と吹替した方がよかったかなと思います。 ネイトのアルコール依存症の件は、この後のエピドードにも関わってくる重要な『鍵』なので。
で、作戦はどうするのかと言ったら、
ネイト「リュージュだ。ソフィー、リュージュだよ。」
ココでソフィーが呆れ気味に席を立つのは、お酒の件だけではなく、ネイトの”リュージュ”の発音のせいもある感じ。
吹替だとわかりづいらいと思いますが、ハットンさんは(字幕では)フランス語っぽく言ってるんですよね。ここら辺は、日本語で表現するのには相当無理があるので、仕方ないでしょう。
場面が変わって、コロラド州のスキー場。
まずは、屋内でソフィーがランディーにそれとなく近づく。今回は、”ドイツ語”と”フランス語”を混ぜた感じの訛りのソフィー。
↓携帯…日本で言うところの”スマートフォン”の、たぶん”ブラックベリー/BlackBery”でネット検索をしてみるランディ。

ハーディソン「わりーな。”ウテ・アウスガートナー / Ute Ausgartner”。」
↓リュージュ大会で第三位のソフィー。(今回の偽名は”リナ・クリステンガー”。)

ネイトのいるバーへソフィーが行くと(ハーディソンもバーにいてPCをいじってます。)、いくら”バー”とは言え、”仕事中”なのにネイトがお酒を飲んでいることに少々怒り気味のソフィー。
↓

ソフィーのかぶってる帽子かわいい〜♪
いいなー、いいなー(>v<) 欲しー、欲しー!かぶりたーい!
でも、日本でかぶってたらおかしいよね?しかも東京で(^_^;)
ターゲットのランディが、バーにいるソフィーの元にやって来たので、ネイトは席を外す。
「君の大ファンなんだ!もちろんリュージュも。」とか言って、ソフィーにアプローチするランディ。
典型的なボンクラ金持ち息子だね(^_^;)
ランディ「スキー・リゾートのプランを練っているんだ。」
ソフィー「実は、パートナーと、このスキー場を買ったんだけど、最先端のリゾートに変えたいと考えているの。もしよかったら、投資してくれないかしら?」
ここで、ネイトがソフィーに「あまり大きな金額を提示するな」と指示したら、
ランディ「50万ドル(1ドル=100円計算だと5千万円)出すよ。」
マジで!?
デカく出たね、ボンクラ兄貴。
ソフィー「パートナーも喜ぶわ。」
場面変わって、
↓オフィスにいる、このスキー場の”本当の”オーナー。

オーナーに、スキー場のリニューアル・プラン・プランを持ちかけに来た業者のフリをして登場したエリオット。
ネイト「よし。リフトを止めろ。」
ハーディソン「スペース・マウンテンは終了しました〜。/ Space Mountain is now closed.」
ネイト「パーカー、やれ。」
ネイト「パーカー!何やってる? / Parker! What are you doing?」
パーカー「助けて誰か。 / Oh, yeah. Help. Help. Are you doing?」←超棒読み(笑)。
↓突然停止したリフトから女性が落ちそうになっている、と電話が入る。

↓本物が消えている間に、偽物のに扮するための準備をするエリオット。

↓この合成写真の隣の人って、リュージュ大会の一位の人?ソフィーの合成写真に使われたウテじゃないよね?

カットが変わって、バーにて。
ネイト「パーカーはどうした?」
ハーディソン「救出されたよ。」
再びエリオット達のカット。
スキー・リゾートのプランについて、詳しくランディに説明するエリオット。ランディも気に行った様子♪このまま小切手もらえちゃうの?今回の仕事は楽勝だね〜と思ってたら。
ソフィー「それで…、小切手は今すぐに切ってもらえるのよね?」
ハーディソン「毎回こうだと楽勝なんだけどな〜。」
ランディ「それは無理だよ。マイアミに行かなくちゃ。小切手を切るのは親父なんだ。」
そう簡単に話が進むワケはなかった。ガッカリ。
場面がガラッと変わって、フロリダ州マイアミ。
レッツィング家の邸宅。
ソフィーとランディが邸宅のバーでくつろいでいるところに、父親のヘンリーが登場。
ランディがソフィーを紹介すると、「フランス人か!」と一目でソフィーを気に入った様子。
「ナ〜イス!(吹替では「いいじゃないか」)」とか言って、
↓こんな挨拶までしちゃう始末。

ここ、ソフィーが”Guten Tag / グーテン・ターク(こんにちは)”って”ドイツ語”で挨拶したのに、ヘンリーがソフィーのことを”フランス人”と言っているのは、ドイツ人とフランス人の両方の血が混じってるって解釈?
それとも、フランス人だけど「ドイツ語が話せる」ってこと?
・・・まあ細かいことはいいか(←テキトー^^;)。
外では、車の中からネイトが指示出しで、エリオットとパーカーが邸宅の外に侵入。
ハーディソンは、ネイトの隣でPC操作中。

中では、ランディがヘンリーに、プロジェクトの説明をしています。
・・・と、ここで出ました!編集ミス!
でもこれ、IMDb(The Internet Movie Database)で見るまで、私は気が付かなかったです。
よく気が付いたね、コレ。
ほんの一瞬(本当に一瞬)でこんなに接近できる?(苦笑)
しかし、パソコンを見ると、出力周波数は正常レベルを保っている。
エリオットが「妨害は家の中からのようだ」ということで・・・。
仕方ないので緊急手段として、”ブースター”を2階の部屋に取り付けることに。
エリオットの力を借りて、身軽なパーカーが2階へ華麗に侵入。
↓かわゆい(*^^*)

邸宅内にいるソフィーのイヤホンにも4人と同じ現象が起きていました。

小切手に関しては、ヘンリーの許可をもらえたので、後は弟のデニスに小切手を切ってもらう(サインしてもらう)だけ。
ランディとデニスを仲違いさせようと、ソフィーはそれとなく、デニスにアプローチすると、どうやら簡単に引っかかった様子。
ネイト(パーカーに)「2人が2階に向かったぞ。急げ! / All rgiht. Guys are going the 2nd floor. Work fast.Let’s go! Let’s go! Le’ts go! 」
↑この”Let’s go! Let’s go! Le’ts go!”の部分好き。
ソフィーとデニスが入って来そうになり、急いで窓から・・・
おいおい!窓から飛び出したよ!
エリオット「言ってから飛べよ。俺がいるの知ってたのか?」
パーカー「知らない。」
2人が戻ってきて、「どうなってる?」
中では、まさにデニスがソフィーに小切手を切ろうとしているところ。
デニス「父のサインはもう入ってる。後は僕がサインするだけ。」
ソフィーに渡そうとしたデニスが「本気か?」と聞いてくる。兄のランディが、今までどれだけくだらないことにお金を費やしたか話し、「そんなヤツと寝たのか?」とソフィーを問いつめる。
ソフィーは「ビジネスとプライベートは別よ」、と話し・・・
ソフィー「私は・・・そう、『主導権』の意味を知っている男が好き。」
それを聞いたデニス。
一気に、自分がどれだけ会社(とレッツイング家)を大きく成長させてきたか話し出し、その途中で、
デニス「災害被災地を救援という活動で成長させてきたんだ。」
あの”不動産担保ローン”のアイデアは考え出したのは父のヘンリーではなく、デニス!
ネイト「ソフィー、ダマした数を聞け。」
ソフィー「どのくらいの規模でやってるの?」
デニス「400件ってとこかな。」
カトリーナだけでなく、全米中の被災地で『違法』にならない”不動産担保ローン”詐欺を行っている、と自身たっぷりに話すデニス。
デニス「全て『合法』だよ。法の穴をみつけたんだ。」
ネイト「ソフィー、小切手をもらうな! / All right, Sophie. Do not take the check!」
エリオット&パーカー「What!?」
ハーディソン「So what!?」
ネイト「金を受け取るなと言ってるんだ。 / I said, do not take the money!」
ネイト「こう言ってやれ。」
ソフィー(ネイト)「もしあなたが本当のビジネスをしたいなら、最高のチャンスがあるわ。真面目な投資家向け。お兄さんには決して教えない話。」
デニス「興味あるね。」
一方外では・・・

エリオット「何やってんだよ?」
ネイト「金のことは忘れろ。会社を潰して、被害者全員を救うんだ。」
エリオット「そんなこといつ決めたんだよ。」
ネイト「私が決めたんだ。」
もめるネイト+エリオット+パーカー。
ハーディソン「ちょっといいか。黙ってくれ。さっきの信号だけど、中から信号が出てたんだ。この出力領域は120mHzで、トランスミッターが・・・」
エリオット「何が言いたいんだ?」
ハーディソン「あの家は盗聴されてる。俺のカンが正しければ、このタイプのヤツは警察が使うものだ。」
ネイト「警察が聴いてるのか…。」
その夜、ホテルにて。
ネイトがワインをたしなむ中、4人が大もめ。
エリオット「気に入らない!警察が出て来たぞ!」
ソフィー「ネイト、どうやってスコットに説明するの?」
ハーディソン「子供の未来を奪っちまったな。」
パーカー「いつも依頼人のためって言ってるクセに!」
ネイト「一人の依頼人と大勢の被害者。これは彼らを助ける絶好のチャンスだ。大規模な詐欺を仕掛けるぞ。古典的な手法で。」
パーカー「ロンドン・スパンク?」
ハーディソン「ジュネーブ・パソドブレ?」
エリオット「アップル・パイ。」
・・・一同沈黙・・・
エリオット「チェリー・パイの代わりにライフガード使うんだ。」
ネイト「グレンギャリー・グレン・デス / Glengarry Glen Death。」
ネイト「言わば、”投資信託”だ。だが、投資するのは”株”ではなく、”死”だ。」
一同困惑。
翌日。
デニスの元にソフィーと現れたネイト。
ネイト、今回”偽名”じゃないのね。
“グレンギャリー・グレン・デス”について、デニスにひとしきり説明。
要は、統計などいろんな秘密のデータに基づいて作った独自の『高額の保険に入っていて、余命わずかな(6ヶ月以内)患者のリスト』を自分(ネイト)は持っていると。
デニスは断ろうとするものの、ネイトに「このリストはまさに”金のなる木”で、これを持っていれば、会社は儲かる一方だ」と言われ、興味を持つ。
そこで、ひとつ条件をネイトに提示する。
デニス「確かなのか、裏付けを取りたい。自分が選んだ患者を医者に調べさせたい。」
ネイト「かまわない。だが、参加費(前金)を払わなければ、このリストは見せられない。」
デニスはしぶしぶ参加費をして1万ドル(1ドル=100円計算だと100万円)を払い、”リサ・バルデス”という、手術不能な脳腫瘍で、マイアミ在住の患者を選ぶ。
ネイト「いいね。手配しておく。医者は連れて来てくれよ。」
そこへ兄のランディ(ストリップ劇場にいる)から、デニスに電話が入る。
ソフィーはランディからデニスに乗り換えたフリをして、兄弟を仲違いさせる。
デニス「あれ?ストリップ劇場がトンネルに入ったのかな?」
電話をガチャンと切る。
ソフィー「これが私の言う『主導権』よ。」
その日の夜。
飲酒運転をしているネイト。
突然、背後から来たパトカーに止められる。
ヤバッ!
一人の警官がネイトの車に乗り込んで来る。
ネイト「州警察がなぜ私に興味を持つのかな?」
ストーン警部補「脅迫及び恐喝特別捜査官だ。フロリダには何の仕事で来た?」
ここ、英語では”州警察”って言ってます?
“police”しか聴き取れない。てか、ストーン刑事の声が聴き取りづらい!
ネイト「アウトレット・モールが好きでね。」
ストーン「デニス・レッツイングに会っていたのは知ってるんだ。理解できんな。なぜ保険会社の人間が、あの一族と取引をしてるんだ?」
ネイト「詐欺で立件できないから、履行法*3を適用する気か?」
ストーン「これ以上周りをうろつくようならまとめて逮捕するぞ。」
ネイト「こんなところで油を売ってる気か?さては、捜査に進展がないんだな。」
*3履行法 → Wikipedia(日本版)
ストーンは無言で車から降り、運転席のネイトに向かって、
ストーン「君について二つだけ知っている。やっかいもので酔っ払い。ひとつでも君の言うことを信用できないな。」
フェオラ郡立病院 / Feola Couty Hospital
パーカー「なんであたしが患者役なの!?」
ネイト「女性を選んだんだから仕方ないだろ。」
ソフィー「私は二役できないから。」
ハーディソン「シュミレーションしてみたけど、医者の目をごまかせる画像は出せそうにない。」
ネイト「ニセの腫瘍を作らないか?」
ハーディソン「できないこともないけど、後遺症が残る可能性がある。」
パーカー「どんな?」
パーカー「プランBに一票!」
エリオット「MRI室を二部屋使って、死体に作った腫瘍の画像を別のMRIで撮って、それをこっちのMRIに転送すればいいんじゃないか?」
エリオット「何だよ。神経科医と付き合ってたんだよ。」
ハーディソン「必要なのは、ワックスと死体が一体。」
ネイト「OK。仕事にとりかかるぞ。」
ハーディソン「おいおい。本気か?」
ネイト「部屋を確保して、画像を飛ばせるか磁気チェックして…。」
(しばし考えてから、)
ネイト「誰か脳を探して来てくれ。 / Somebody find me a brain?」←えええええ!?
パーカー「あーあ。もう完全にイッちゃった。」
この後、ハーディソンがネイトに「”かかし / Scarecrow”と呼んでくれ。」って言うじゃないですか?
なんで、”かかし / Scarecrow”なの?
↓PCを同時に2台使う=両刀使いだから?

エリオット「どうやって確保したか知りたいか?」
ネイト「いや、いい。」
↓あのさ、待合室から指示出しって、やめた方がよくね?完全に不審人物じゃん。

ソフィーとパーカー。
ソフィーがパーカーに”死体役”の演技指導中(笑)。
ソフィー「死ぬシーンは大変なのよ。そうね、例えば辛かったことを思い出してみて。お父さんの死とか。」
ハーディソンとエリオットは腫瘍死体の準備中。
どっちが「死体にワックスを注射するか」でもめる。
二人とも「イヤだ!」← そりゃ、嫌だよね。
仕方ないので、”じゃんけん / rock-paper-scissors”をしたら、エリオットが2連チャンで圧勝。
ハーディソン「必勝法でもあんのか?」
エリオット「何出すかわかった。」
ハーディソン「わかったのか?全部?」
さて、患者役のパーカー。
デニス「言った通りだな。目が死んでる。魂も。」
↓割といつもこんな感じだよね?いつも死んでるってことかいな。

ドクター「完全に腫瘍だわ。」
デニス「どのくらいもつ?」
ドクター「長くないわ。生きてるのが不思議なくらい。」
まだ決心がつかないデニスに、とどめの一発。
↓ソフィーがデニスを引き止めている背後で、ネイトが電話をかける。

「例のシカゴの患者が予定より早く亡くなったため、今回も大もうけ」と話すネイト。
デニス「僕の分け前は?」
ネイト「あれ(1万ドル)は予約金(前金)だ。だが、”ボーナス”として10万ドルの分け前をやろう。」
↓この一連の流れを理解できずにいた3人(ハーディソン、パーカー、エリオット)。

ネイトが「10万ドル渡そう」と言った途端、パーカーがついにキレる。
パーカー「何やってんのよ!!!」
電話の内容を聴いて乗り気になったデニスが、「”資金”を移す」と言っているのを耳にしたネイトが突然怒り出す。
ネイト「ちょっと待った!資金をあっちこっちに移すだって?私達は真面目な投資家と仕事がしたいんだ。君とはできない。」
ホテルに引き上げた5人。
ハーディソン「小切手、無効にできるけど・・・」
ネイト「いい。そのままにしておけ。」
パーカー「50万ドル奪うのに、みすみす放棄して10万ドルを無駄にした。どうやって取り戻すの?」
ネイトの酒癖の悪さにとうとうキレたエリオット。
ネイト「私を信じていれば大丈夫だ。」
エリオット「酔ってない時はな。自分を制御できてないだろう!?」
エリオットが怒ってネイトの元に来るのをソフィーが制して、ネイト以外の3人を部屋から出す。
ネイト「”私達は仲間”なんてスピーチでもするつもりか?」
ソフィー「スピーチはしないわ。質問したいだけ。あなたはそれで救われるの?2年前のあなたを私は知ってる。あの頃とは違うのよ。」
うーん。意味深なセリフ。
翌日。電話中のネイトとデニス。
デニス「ぜひ参加したい。」
ネイト「もう遅い。”期限切れ / dead line”だ。」
デニス「何の期限だ?」
ネイト「私の期限だ。仕事はしない。 / We close our business.」
デニス「500万。それでも頼めないか? / That is the open any doors?」
ネイト「すぐにできるか?」
デニス「ファーストサンシャイン銀行に。」
その頃、レッツイング家では、父のヘンリーがデニスが勝手に大金を動かそうとしていることに気付く。
ヘンリー「クソ!お前が正しかった。あいつ(デニス)が500万ドルを勝手に動かそうとしている。」
アンディ「どうるすのさ?」
ヘンリー「手出しできないように、すぐに海外の口座に移してやる。」
ストーン「全員配置につけ。」
一方、ネイト達も・・・
ネイト「開始だ。」
銀行には既にハーディソンとエリオットが待機している。
↓500万ドルを動かすためと、何かの手続に銀行に来ているヘンリーとランディ。

行員「あとは、プリントアウトされたものを彼女が渡しますので、それにサインして下さい。」
行員「(書類を渡しながら)ランディさんに。」
ここのシーン、行員の”声”に注意して下さい。
そこに警備員がやって来て、「車の窓が壊されている」とヘンリーに言う。
書類はランディに任せて、席を離れるヘンリー。
外に出ようとしたところで、デニス&ネイトに遭遇。
ヘンリー「私達を裏切ったな。お前はもう会社に必要ない。資産と権限はランディに譲った。お前には手出しできないようにしてある」←怒り心頭のヘンリー。
そこにランディもやって来て・・・
↓取っ組み合いの大げんかを始める兄弟*4。

↑*4ランディ役の”Jonathan Chase”の身長が6フィート3インチ(191cm)で、デニス役の”Danny Strong”の身長が5フィート2インチ(157cm)しかないので、まるで子供と大人がケンカしているかの様(苦笑)。
Dannyさん、あたしより身長低いよ(^_^;)
ネイト「全員撤収だ。」
ひとまず邸宅に帰って来たレッツイング一家。
そこへ、ヘンリーとデニスに電話がかかってくる。
ヘンリー「小切手が不渡りになってるって?」
デニス「何を言ってるんだ?後でかけ直す。」
電話を切った後、
デニス「(ランディに)お前、何したんだ?」
ランディ「何だよ。」
デニス「サインしたのか?」
ランディ「ゲームの権限書にサインした。ちゃんとチェックしたぜ。」
デニス「ゲームなんかじゃない。会社の支配権を譲渡する書類にサインしたんだ。」
ランディ「そんなバカな。リナとの契約だよ。」
デニス「コレにサインしたのか?」
ランディ「そうそう。」
ここで、ネイト達が仕掛けた”カラクリ”が明らかになる。
『カラクリ Part.1』
プリントウトしに行った行員は、書類が出て来ないので困っている。
その横で、何やら書類をプリントアウトしているのは、パーカー。
プリントアウトした書類を渡しに来たパーカー。
書類の内容はすでにハーディソンがすり替え済み。
ヘンリーが車の件で外に出て行ったあと、ソフィーが”リナ”として登場し、リナとランディの契約として、ランディに契約書にサインさせる。
デニス「500万ドルだけじゃない。株式の51%も、彼女の仲間達に譲り渡したんだぞ。」
大混乱に陥るヘンリー、ランディ、デニス。
と、そこにあのストーン刑事がやって来る。
ストーン「ヘンリー・レッツイング。お前を逮捕する。」
ヘンリー「どうしてだ?」
ストーン「5時間前、不穏な動きがあると密告があった。申告されてない多額の金を急に動かしたな。」
ストーン「それに履行法と、多額の詐欺罪の余罪もある。」
デニス「口座を動かすことが何でわかったんだ?」
『カラクリ Part.2』
実は、このエピソードで唯一、私が許せないのがこのシーン。
ストーンとネイトの、車中でのやり取りのシーンです。
ネイト「こんなところで油を売ってる気か?さては、捜査に進展がないんだな。」
までしか、車の中でのシーンを視聴者には見せていないのに、後から、「実はこういうセリフ(取引)がありました」って…。
ネイト「こうしよう。5日待ってくれれば必ずしっぽを出させる。私達は街を去り、君はレッツイングを逮捕できる。」
これだったら、「何でもアリ」じゃないですか。
後から、説明のためのシーンを付け加えちゃってる。正確に言うと、”挟み込んじゃってる”。
ダメ!
このやり方は、「ウィークエンド・シャッフル*5」リスナーにはおなじみの、いわゆる『後だしジャンケン』ですよ。
貼った伏線を、納得の行く方法できちんと回収していくのが、『レバレッジ』の最大の見せ場であり、同時に醍醐味なのに…。
これには心底ガッカリしました。
それに、ストーンが去り際に窓から覗き込みながら言うセリフ。
「君について二つだけ知っている。やっかいもので酔っ払い。ひとつでも君の言うことを信用できないな。」
↑このセリフがおかしいことになっちゃってますけど。
痛快だったのはこの後。
電話で。
ネイト「名前を見たか?」
デニス「何?」
ネイト「名前だよ。あのリストは、お前達に家を奪われた人達のリストだったんだよ。」
ネイト「知っての通り、会社の所有権は私達にある、節税対策で、自宅を会社名義にしていたな。その家ももう私達のものだ。2、3日で出てってくれ。鍵はマットの下に置いておいてくれよ。」
・・・というわけで、
ネイト「前の家よりちょっとデカいんだが・・・。」
レッツイングの家は、スコットの家に!
パーカー「泣いてるの?」
ハーディソン「違うよ。フロリダの植物のせいだよ。(←植物アレルギーのせいにしたい。)」
↑バリバリ泣いてんじゃねえか!苦笑。
ソフィー「”家”とはよく考えたわね。」
ソフィー「その内、みんなに見捨てられるわよ。」
ネイト「”抜ける”と脅してるのか?」
ソフィー「残る理由が欲しいだけ。」
*5「ウィークエンド・シャッフル」
「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」
(TBSラジオ / 毎週土曜日21:30〜24:30)
パーソナリティーは、日本のヒップホップ・グループ”Rhymester / ライムスター”のメンバーの宇多丸さん。
映画好きが高じて、番組の放送枠が長くなった際に新たに設けられたコーナーが、「ザ・シネマハスラー」。
今では、番組を支える名物コーナーになっています。
Podcastで無料で聴けますので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
リンク先に取り扱った映画のリストが掲載されています。
コーナーの時間は、30分以上ありますので、ヒマな時にオススメです。
1冊、本*6も出ています。
個人的には、本よりも、『語り』のパワーが前回の本放送とPodcastの方が好きです。
次回はエピソード順だと、#10=DVD#11「セカンドチャンス / The 12 Step Job」なのですが、ちょっと飛ばして#11=DVD#10「陪審員6番 / The Juror #6 Job」のレビューを書きます。
・FOX JAPAN
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951
・角川映画
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/leverage/index.shtml
・角川海外TVシリーズ
http://kadokawa-d.jp/lineup/leverage/index.html
・TNT
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