Mini Review:S3#02(030)「同窓会のワナ / The Reunion Job」
『レバレッジ〜詐欺師たちの流儀 / Leverage』
シーズン 3 / Season 3
*Mini Review (感想・批評)
S3#02(030)「同窓会のワナ / The Reunion Job」
[初回放送]
US(TNT):2010年6月20日
日本(FOX:字幕版):2011年9月26日
イラン系移民を反乱分子として迫害するIT業界の大物が企てる計画を阻止するために、レバレッジ・チームは立ち上がった。しかし、強靭なセキュリティ設備で守られたシステムを打ち破るためには、切り札となるパスワードがなくてはならない。そこで彼らは、高校の同窓会を開き、その大物を誘き寄せるが・・・。
(from FOX JAPAN)
ここからはドラマショットを交えながら進めていきましょう。
S3#02の『※ネタバレあり』です。
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*画像が若干暗めで少々見づらくてスミマセン。
*セリフはそれぞれ、ネイト=N、ソフィー=S、エリオット=E、ハーディソン=H、パーカー=Pです。
今回のエピソードでは、ある「心理ゲーム」が鍵となっています。
正確には「心理ゲーム」ではなく、「暗示」と「ローマン・ルーム法」です。
「ローマン・ルーム」についてWikipediaに記載されていないので、検索で見つけたブログの中から一部拝借させて頂きます。
このローマン・ルーム法っていうのは簡単に言えば頭の中に自分の好きな部屋を作るわけです。
抽象的な部屋じゃなく、できるだけ具体的な「一度は住んでみたい理想の我が家!」みたいなの。
間取り、家具や調度品の配置、色、形、光の加減や薫る風やさざめく音までイメージする。
それを繰り返し思い描き、思い出していると、それは本当に頭の中に実在する部屋になってくるんです。
ここまでくればしめたもので、あとは覚えたい事項を部屋の中に置いていくだけ。
部屋の中の位置や他のものとの関連によって、容易に想起できるようになるってわけです。
(from http://plaza.rakuten.co.jp/munokakurega/diary/200608300001/)
「心理術」、「暗示」、「ローマン・ルーム法」。
この3つを頭に入れながらお話をご覧になってみて下さい。
それでは、シーズン3第2話「同窓会のワナ / The Reunion Job」のスタートです。
「イラン解放 / Free Iran」と書かれた旗があってる、とある部屋の一室。

打ち込んでるものは、素人にはちんぷんかんぷんなコードだか、プログラムだか。

ところがその部屋にマスクを付けた二人組の男が乱入してきて、一人の男がイラン人を羽交い締めにして、もう一人が・・・、

この部分、TVで観てる時には、「なんかスプレーみたいのしたけど、何あれ?」と思ったのですが、コレ、たぶんPCに打ち込んでいたコードのデータを消去or強制終了する道具みたいですね。
そしてパソコン自体も持ち去らわれてしまって・・・。
と、ここでオープニング。
S2から付いた「オープニング」に関していつも思うのですが、なんかもっとカッコいいものにして
欲しいなあと・・・。
思いません?
ネイトの説明はあってもいい(というかあった方がいい)のですが、動画と音楽をもっとスタイリッシュな感じにしてくれればなあと個人的には思ってます。
OPの後、いつも依頼人(サイラス・マダービ / Cyrus Madavhi)の話を聞くバーにて。
依頼人の話を聞いているネイトの横にいるのが、めずらしくハーディソン。

なんでハーディソンなのかは、この後のセリフでわかります。
サ「”マンティコア / Manticore”の崩壊寸前だったんです。」
N「マンティコア?」
サ「イラン政府が反体制派の携帯やSNS、果てはe-mailまで監視するシステム。」
H「ハッカーもキレてる。GPSで居所を調べ、逮捕に来るんだ。」
サ「反体制派の活動は、」
N「ネットが重要だが逆手に取られた。」
サ「国の家族を心配して連絡するだけでもマンティコアに見つかる。周りは秘密警察だらけだし、無事かどうかもわからない。」

サ「選挙に合わせて翌週集会を開く。このままでは同志たちが捕まり、運動そのものが消滅する。」
N「スパイ狩りは専門外だ。」
サ「でもFBIには頼れない。」
N「望みはデータ?」
サ「もしくはマンティコアを破壊し、仲間に自由を。」
N「検討します。」
サイラスがバーを去ったあと。

H「”検討する”?」
N「我々の仕事じゃない。」
H「サイラスはただのハッカーと違う。」
N「”マダービさん”だ。肩入れするな。」
H「彼は大企業に勤め、稼ぐこともできる。なのに命をかけて悪と戦ってるんだ。」
と、ここで突然ネイトとハーディソンの後方の席から、
「”ヴェゼラット”じゃない。」

びっくりして振り返ると、フードを被った男は・・・

エリオット!
N「盗み聞き?」
E「ああ。これも俺の特技なんだ。」←そんな特技あったっけ?笑

H「*“ヴェゼラット”って何なんだ?」
E「イランの秘密警察。彼を狙ってれば殺してる。」
N「だが奴らが怪しい。付近に隠れ家がないか探れ。」
H「やるのか?」
N「君の本音を知りたかっただけだ。」
H「あのなあ、ネイト。言っとくが俺は心理ゲームは嫌いなんだ。」
*“ヴェゼラット”について調べたのですが、見つけられず・・・。架空の設定かも。もしご存知の方がいらしたら、コメント欄にご記載頂けると助かります。
[10/2追記]
コメント欄にて解決済み。
この後のエリオットのいたずらっ子みたいな笑顔にヤラれた方も多いのでは?笑。

H「何だよその目は。」
秘密警察の隠れ家らしいイラン料理屋に、保健所の検査員のフリをして乗り込むエリオットとハーディソン。

E「ボストン保健所だ。立ち入り検査をさせてもらう。」
店主「受けたばかりですよ。」
と、突然女性の叫び声。
その女性は既に店にお客として潜り込んでいたこの方。

S「ギャー!私の”シシリーク”の上にゴキブリが!」
H「皿の上を走るゴキブリ。」
E「減点だ。」
H「調理場を見せてくれ。」
E「(イヤホンを通して)パーカー、東の角部屋だ。」
P「了解」
S「エリオット!エリオット!追い払って!」
↓皿の上にGがたくさん。キモ過ぎる(>_<)

E「(冗談まじりに)好かれてるぜ。」
S「(怒った顔と口調で)覚えてなさい。」

P「スパイの家っておいしい香り。ハーディソン、デザート押収して。(←オイ!笑)」
P「OK。盗まれたハードはない。」

↑↓この操作をすることで、チームのPCからもアクセス可能になる。

H「何もなさそうだが一応検索をかける。」

N「待て。左下のアイコンを見ろ。マンティコアだ。伝説の生き物で、ペルシャ語で”人食い”。」

N「とにかくサイラスのプログラムをコピーしろ。」
H「見当たらない。彼とは無関係のようだ。」

P「支払い台帳よ。最後は3週間前。」
H「3週間前、マンティコアが更新。」
N「支払い相手は?」
チーム本部にて。

H「”ラリー・ドゥーバマン / Larry Duberman”。IT会社DUBERTECH(ドゥーバテック)のCEO。デジタル・データベースの保護に関して90年代に本を出版。デジタル革命で2億程稼いだ。」
S「なぜドゥーバマンはイランにまでソフトを売って儲ける必要があるの?」
ここでお茶を入れているエリオットとソフィーに注目して下さい。
あるタイミングでソフィーがエリオットの腕をポンと叩いています。

H「ドゥーバマンの会社は最新技術に客を奪われ始めてる。業績回復にはシェアの拡大が不可欠だ。」
N「それで禁輸国に製品を売ってる。だから税金も、」
S「搾りとられてない 。」
H「こいつはイランと長期契約し、マンティコアを管理する悪のIT担当だ。」
N「サイラスを狙ったのはドゥーバマンだ。」
S「政治は関係ない。商売の邪魔なだけ。」
N「標的はハッキリした。さてどうするか?」
H「奴のオフィスにサーバーがある。そこへ行ってマンティコアを止める。」
E「ハッキングしろ。」
H「データベースの保護について書いた男だぞ。外からアクセスなんてできるわけない。」

N「誰か盆栽をやったことは?」
E「俺はある。大阪へ行った時、婦人警官と出会って、」
N「それはまた今度な。」
P「エリオットがお茶係?また洗脳した?」

S「神経言語プログラムよ。暗示を使ったの。”シュガー(砂糖)”や”搾る(スクイーズ)”と言って、腕を叩くと反応する。」

E「クソッ!」
S「ゴキブリのお返しよ!」
E「ソフィー、二度とやるな!」
ここで入れてたお茶がちょっと不思議だったりするのですが、どこのお茶なんですかね?
“緑茶”には砂糖や、ましてレモンなんていれないし、でも”紅茶”はこういう入れ方はしないはずなんですよね。アジア圏のどこかの国のお茶かもしれませんね。
エリオットが盆栽をドゥーバマンにぶつけて、清掃員に扮したハーディソンとパーカーが、盆栽を持ったドゥーバマンから

“カードキー”と、

“指紋”を採取。「CSI」みたい A^_^;)
ドゥーバマンのオフィスに侵入する二人。
背後にいる、なんか「間違った日本観」な感じの人形を覚えておいて下さい。

鍵を開けて中に入ると・・・

H「日本の次は高校時代にワープ?」
P「1985年よ。」
N「サーバーを見つけたか?」

H「発見したが問題がある。高校時代のPCを使ってる。」
↓これって、MOディスク?懐かしすぎる A^^;)

H「80年代のテクノロジーだ。ハッキングはムリ。言語が古過ぎる。」
念のため補足。ここで言ってる「言語」はPCのコードやプログラミングに使われる専門用語のことです。
と、ここでハーディソンたちが侵入したのがバレてしまい、急いでコピーを取ることに。

H「マルチ・ティアード・パスだ。解析できたのは、”サブランスキー”、”マンディーDD”、その他。」
N「パスワードは?」
H「マスター以外分かった。最後に出たのは”L33R15L06″。」
N+S「ハイ・スクール(高校)!」
この後、どうやってハーディソンとパーカーが逃げたかは、皆さんぜひドラマを観て確かめて下さい。
笑えます。「このためにコレがあったのね。」っていう感じです。
E「ネットで”(卒業)アルバム / Yearbook”の売買?」

ハーディソンは「今更プライバシーの心配かよ。」と笑い飛ばしてましたが、卒業アルバムの売買なんて嫌ですよねえ?私こんなことされたら嫌ですよ。
まあ日本でも昔は、闇ではこういう売買があったかもしれませんね。でも、今ならけっこう簡単に売買されてるかも。あ〜、怖っ!
このアルバムを通してわかったことは、パスワードに含まれていた単語が以下の意味を持つということ。
・サブランスキー=教師
・マンディーDD=チア・リーダー(ドゥーバマンが好きだった子)
・L33R15L06=ロッカーの暗証番号
N「奴は高校に執着してる。PCも当時のものだ。」
S「典型的なPCオタクね。(ハーディソンに向かって)失礼。」
S「今は成功者だけど、いじめられた記憶を引きずってる。」
N「当時をバネにしてるんだ。」
P「オタクって気の毒。」←苦笑。
E「いじめを受けたら独裁者に手を貸していいのか?ハーディソンを見ろ!罪は犯してない。」
え!?だって、ハッカー・・・笑。
E「”悪い”罪。」
N「ロッカーの暗証番号、教師、好きな女性。高校はドゥーバマンの”ローマン・ルーム”だ。」
はい、ここで出て来ました”ローマン・ルーム法”です。
下記ネイトによる説明。
N「記憶術だよ。馴染みの場所にあるパスを結びつけるんだ。奴が設定した場所は高校の廊下だった。ここ(バー)が私のローマンルームなら、全てのパスはこの中にある。」
N「例えば、銀行口座のパスはこの”バルモア”。メールのパスは”フィッツィー”。」

N「マスターパスがないとサーバーに入れずハッキングは不可能。」
H「パスはドゥーバマンの頭の中。」
N「奴のローマン・ルームに潜り込むしかないな。」
P「高校に侵入するってこと?楽勝よ。目隠しでもできる。」←苦笑。
N「我々が潜り込むのは25年前の高校。」
H「85年の卒業生たちが同窓会を計画してる。」
H「8ヶ月後に。」
ここからがソフィーの腕(演技&ペテン)の見せ所。

一人で何役もこなし、同窓会の日取りを今月の28日に設定。
さて、ドゥーバマンのオフィスでは・・・、

例のイラン人と、契約の報酬額についてもめている真っ最中。
イラン人「約束の2倍?」
D「報酬を2倍にしてもらうか、私がFBIに機密情報を流すか二つに一つだ。」
ドゥーバマン、とことん強気の姿勢。これが裏目に出る事も知るよりもなく。
そこへソフィー達が同窓会の件について話すと・・・、
D「同窓会。28日は・・・ちょっと都合が・・・。他に誰が?」

S「マンディが来るわ。覚えてる?ダニー、ジェニファー、エミリー、それにドレイク・マッキンタイアも。」
D「すごいな。皆が集るのか。絶対参加するよ。」

D「あいつらに見せつけてやるチャンスだ。」
ドゥーバマン行く気満々。簡単に引っかかったよ(笑)。
同窓会の会場のセッティングをしているパーカー。今回は給仕係。

バンの中にはネイトとハーディソン。エリオットはドゥーバテック社の前。
E「皆は同窓会で俺はパトロール?」
N「パスが判明したら君がマンティコアを破壊しろ。手一杯なんだ。」
さてさて、そんなエリオットの高校時代の思い出は・・・
仲間「エリオット、家庭科なんてさぼろうぜ。」
E「ちょっと事情があって。」
仲間が去って、かわいい女の子がエリオットのそばにやってくる。

女の子「エリオット、包丁は人と同じ。全ては使い方しだい。」
↑動悸は不純ですが、今の料理の腕に反映されてて結局よかったのでは A^^;)
それと、S1#07(007)=DVD:S1#03「ウェディング・プラン / The Wedding Job」でこんなこと言ってましたよね。
「200人分の食事を作らなきゃならないんだよ。人を殴るしか脳がないと思ってたか?(ナイフさばきを見せながら)こうやればネギを切れるし、こうやれば4秒でヤクザを8人切り刻める。悲鳴に死体の山。人も包丁も使い方次第。」
まずはアナグマ(Badger/バッジャー)の着ぐるみとご挨拶。

コレ、なんで”アナグマ”なのかと思ってたのですが、この高校のシンボルマーク、日本で言うところの「校章」なんですね。
エリオットがドゥーバマンのオフィスで見つけるチェス大会の記念品にも、”BADFORD HISCHOOL 1985″と、アナグマの紋章付きで高校の校章が描かれています。

そして、ソフィーがドゥーバマンとの接触に成功。

すでに、ドゥーバマンに「暗示」をかけています。
今回給仕係に扮しているパーカーだけが「高校に行っていない」というのが、この話のミソのひとつかなと思います。
アメリカの高校生活なんてわからない外国人からすると、パーカーを通してそれを理解することができるようになってる。上手いですね。余計な説明は省いて、あとは個々のキャラのセリフに織り込んだり、絵面でわかるようにもなってて、感心しきり。
パーカーの高校に対する感想。
「高校生活は勘弁だわ。」
「そうとう泣かせたのね。高校ってドラマチック。」
途中、同窓会に、イラン人に雇われた殺し屋”ニッキ”(標的はドゥーバマン)が現れたり、エリオットが潜入しているドゥーバマンのオフィスにイラン人が侵入してきたりと見応えは抜群。
エリオットのパソコン操作が断然上手くなっていることと、ソフィーとニッキの戦いっぷりにも注目です。
そして、最後の目的。
「マスター・パスワード」を、ネイトたちがどのようにして見つけ出すのか?
“マンティコア”は破壊できるのか?
ここからは、ぜひご自分の目でお確かめ下さいませ。
一応エンディングだけUPしておきます。

ネイトとソフィー。

ハーディソンとパーカー。
素敵なダンスを踊る二組と、

E「お前ら、楽しく踊ってんのか。こっちの心配は?無事か聞けよ。おい!」
誰にも心配されず心外なエリオットなのでした。
*おまけ*
パーカー、お疲れさまでした。

↓リンク先で、ベス(パーカー)がバッジャーの格好(頭は外して)をして踊っている動画を観れます。
◎Beth Riesgraf on Tumblr◎
[NEXT EP]
S3#03(031)「パーカーと愛情 / The Inside Job」
・Episode Guide
・FOX JAPAN
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1313
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『ヴェゼラット』ですが、tv.comのレバレッジのサイト(http://www.tv.com/shows/leverage/)のS3-2のあらすじを見ると、『Vezarat』となっています。
で検索するとやはりイラン系のサイトがひっかかるのですが、なんと書いてあるのか…。
でもその単語を調べていると『VEVAK』というのがヒットして、イランの情報・保安省とか諜報機関と出るのでそれに似ているのかも?
今Wikipedia英語版で調べてみたのですが、”Ministry of Intelligence and National Security (Iran) / 情報・国際秘密省”と出て来て、その組織のことを「ペルシャ語」で”Vezarat-e Ettela’at Jomhouri-ye Eslami-ye Iran”というようです。「マンティコア」も「ペルシャ語」だったので、なんか繋がりがありそうですね。
ありがとうございます(*^^*)